理事長メッセージ
エネルギー転換
人材確保
紙パルプ産業の継続的な発展に向けての取り組みを推進します。
プラスチック代替分野、CNF等の新素材分野、バイオリファイナリー分野の強化・商業化による事業構造の転換、およびエネルギーの転換に向けて、紙パ技協誌、セミナー、研究発表会、年次大会をとおして最新の技術動向について情報収集、議論できる場を提供します。
成長が期待できるパッケージング用紙、家庭紙および原料となるパルプ化の既存分野について、セミナー、年次大会に加えて、基礎講座による現場技術者の能力向上に資する場を提供します。
研究発表会における大学からの発表、企業からの発表をとおし、業界の技術者と大学関係者、学生が交流できる場を提供します。
理事長 長谷川 一郎
レンゴー株式会社 取締役兼副社長執行役員
協会の概要
1947年2月
戦後日本のパルプおよび製紙産業復興のため、技術の研磨と向上を期して、紙パルプ技術協会は設立されました。
目的と事業
(目的)会則第2条
本会は紙パルプ産業とその関連産業に関する技術とその基礎となる学問の交流を促進することにより、会員相互の知識を啓発し能力を向上し併せてこれらの産業の発展を図ることを目的とする。
(事業)会則第3条
本会はその目的を達成するために次の事業を行う。
- 講演会、シンポジウム、見学会などの開催
- 団体又は個人の表彰
- 研究、試験、調査、発明及び発見の紹介
- 技術の指導、情報の収集、規格の審議及び制定
- 会誌及び図書の刊行並びに収集
- その他必要な事項
組織
創立 | 昭和22年(1947年)2月14日 |
---|---|
名称 | 紙パルプ技術協会 |
英文名 | Japan Technical Association of the Pulp and Paper Industry |
略称 | JAPAN TAPPI |
所在地 | 〒104-8139 東京都中央区銀座 3-9-11 紙パルプ会館11階 案内図 |
会員 | 個人会員、学生会員、名誉会員、海外名誉会員(以上個人)、維持会員、 賛助会員、特別会員(以上団体)、海外会員(個人または団体) |
会の位置付けと運営 | 主要な紙パルプ生産国に設けられている紙パルプに関する技術団体の日本を代表する団体であり、日本学術会議協力学術研究団体でもある。 会員より選出される役員で構成する理事会において会務遂行に関する審議決定を行い、常設委員会が大会、セミナー・発表会、出版、表彰、試験規格などの各事業を企画運営。 |
役員
会則
会員数
会員企業
維持会員 27社 賛助会員 145社 2024年7月時点
個人会員
個人・学生会員 2176名 海外会員 11名 名誉会員(国内) 11名 名誉会員(海外) 3名 2024年3月末時点
会員企業
主な活動
■ 年次大会
毎年秋に首都圏や紙パルプ工場所在地あるいはその周辺地域で年次大会を開催しています。年次大会は、表彰式、紙パルプおよび関連メーカーの操業経験や新技術・新製品の紹介等の講演会、紙パルプ関連メーカーの製品説明会、各種機器、資材などの展示会および工場見学などを行います。 参加者は、800名規模の盛会となっています。
- 講演会
- 展示会
■ セミナー・発表会
紙パルプ研究発表会
紙パルプおよび関連する分野の研究成果の発表会として「紙パルプ研究発表会」を開催しています。企業、研究機関、大学の技術者、研究者など、産業界、官界、学界各方面の会員の研究発表を通じ、学術交流、情報交換の場となっています。
また、国際森林製紙団体協議会(ICFPA)が主催する30歳以下を対象とした若手研究者表彰制度(BlueSky Young Researcher and Innovation Award)の日本からの候補者選考を兼ねた発表会にもなっています。
自動化技術セミナー
紙パルプメーカーの設備導入・保全・操業事例、サプライヤーによる新技術・新設備の紹介など、電気、計装および自動化の技術に関するセミナーを開催しています。
環境セミナー
環境保全・製品安全・マイクロプラスチック問題・カーボンニュートラル・環境経営など、環境対応に関するセミナーを開催しています。
製紙技術セミナー
紙パルプメーカーの設備導入・操業事例、サプライヤーによる新技術・新設備、新薬品の紹介など、抄紙から仕上げまでの紙製造に関するセミナーを開催しています。
パルプ技術セミナー
紙パルプメーカーの設備導入・操業事例、サプライヤーによる新技術・新設備、新薬品の紹介など、パルプ製造に関するセミナーを開催しています。
省エネルギーセミナー
紙パルプメーカーの設備導入・インフラ設備保全・操業事例、サプライヤーによる新技術・新設備の紹介など、エネルギー確保や省エネルギーに関するセミナーを開催しています。
特許セミナー
弁理士や紙パルプメーカーの特許担当者を講師に招き、調査・出願から共同開発契約など、特許・知財に関するセミナーを開催しています。
紙パルプ計装基礎講座
経験の浅い計装技術者を対象にした計装の基礎を学ぶ講座を開催しています。
パルプ基礎講座
経験の浅いパルプ製造技術者やパルプを学びたい技術者・研究者を対象にしたパルプ製造の基礎を学ぶ講座を開催しています。
ウェットエンド基礎講座
経験の浅い紙製造技術者や抄紙を学びたい技術者・研究者を対象にした抄紙の基礎であるウエットエンドを学ぶ講座を開催しています。
家庭紙オンデマンドセミナー
家庭紙製造に関わる技術の情報発信を強化するため、家庭紙に限定 したセミナーをオンデマンド配信にて開催しています。
■ 出版
- 紙パルプおよび関連する分野の査読報文や技術情報を掲載した紙パ技協誌を毎月1回発行、会員に届けています。
- 紙パルプに関する技術書を発行しています。
- セルロースナノファイバーから家庭紙まで、幅広い範囲で紙パルプに関する特許および実用新案の登録、公開情報を調査分類した特許抄録を毎月1日と15日に発行しています。
■ 紙パルプ試験規格
- 業界として必要な試験方法を「JAPAN TAPPI 紙パルプ試験方法」として発行しています。
- JISの原案作成団体として、P部門(紙パルプ)のうち、試験方法について原案を作成しています。
- ISO(国際標準化機構)のTC6(紙・板紙・パルプ分野の専門委員会)のPメンバー(正規メンバー)として、ISO規格の制定・改正・廃止の審議を行っています。
■ 国際技術交流
- 紙パルプに関する国際技術会議の開催や協賛を行っています。
- 国際会議参加報告を紙パ技協誌に掲載しています。
■ 表彰制度
紙パルプおよび関連する分野での研究・技術開発などにおいて顕著な成果を収め、紙パルプ業界に貢献した個人・団体に対し、毎年下記の各賞を贈呈しています。
- 三賞(藤原賞・大川賞・佐伯賞)
- 佐々木賞
- 紙パルプ技術協会賞
- 紙パルプ研究発表会(最優秀発表賞・若手優秀発表賞)
会員サービス
1. 会誌「紙パ技協誌」の毎月1回お届け
紙パ技協誌を通じて紙パルプに関する知識、情報などをいち早く知ることができます。
2. J-STAGEを利用した電子化された過去の紙パ技協誌へのアクセス
個人会員は、入会時に与えられる会員番号とパスワードを使用することで、前身誌のパルプ紙工業雜誌を含め紙パ技協誌に掲載された全ての報文・技術情報を、 J-STAGEにおいて閲覧、ダウンロードすることができます。
※J-STAGEは、文部科学省所管の独立行政法人科学技術振興機構(JST)が運営する電子ジャーナルの無料公開システムです。
3. 年次大会、研究発表会、セミナーなどの会員割引
これらの行事に参加することによって、最新の研究、技術の動向に接することができます。また、会員相互の情報交換懇親の場としても役立てることができます。会員はこれらの行事において、参加料金の割引が利用できます。
ご入会手続き
■ ご入会の流れ
- ご入会の申し込みはいつからでも可能です(個人・学生会員)。
初年度の会費は入会時の月数に応じた金額をご請求いたします。(起算月4月) - 維持会員、賛助会員は四半期単位(4月,7月,10月,1月)でご入会できます。
- オンライン申込または入会申込書をご送付ください。
- 入会申込受付後、入会書類(会員証・会費請求書など)をお送りします。
※学生会員の方は申込書に学生証のコピーを添付してください。
■ 会員区分および会費(年額)は次のとおりです
維持会員 | 1口 35,000円(3口から) |
---|---|
賛助会員 | 1口 80,000円(1口から) |
個人会員 | 9,600円 |
学生会員 | 5,600円 |
海外会員(海外居住者) | 18,000円※1 |
※1 紙パ技協誌を船便で送付します。
紙パ技協誌を航空便で送付することを希望される場合、年会費は18,000円と以下の航空便費用の合計費用となります。
アジア | 10,000円 |
---|---|
アフリカ・南米 | 14,000円 |
その他の地域 | 12,000円 |
海外赴任等により海外居住となられた会員様で、紙パ技協誌を所属企業様の社内便等を利用して赴任先に送付できます場合は、国内会費と同額となります。
■ お申込み方法
1. または 2. のいずれかの方法でお申込みください。
1. オンライン申込方法
以下の専用フォームからお申込ください。
2. 入会申込書送付でのお申込方法
以下から申込書(Excel)をダウンロードいただき、E-Mail添付または郵送、FAXでご送付ください。
kawakubo(at)japantappi.org ※メールアドレスの(at)は@に変更しご利用ください。 |